2022年 大曲の花火 SPRING FESTA 春の章 世界の花火 日本の花火

大曲の花火 春の章 フィナーレ花火

2022年4月29日と30日の2日間にかけて秋田県大仙市の大曲の花火公園(雄物川河川敷)で開催した「大曲の花火 SPRING FESTA」、1日目は全国から選抜された若手花火作家が最新の花火を披露する新作花火コレクションを開催し、2日目には一般社団法人日本煙火芸術協会の設立から60周年を迎えた事を記念する日本煙火芸術協会60周年記念事業花火を打ち上げる春の章が実施されました。
1日目の新作花火コレクションは見る事が出来ませんでしたが、2日目の春の章 世界の花火 日本の花火の様子を写真と映像でお届けします。

大曲の花火 春の章の概要

日本三大花火の一つである大曲全国花火競技大会が実施される秋田県大仙市では、2015年から大曲の花火 秋の章を開始し、それを皮切りに夏の全国花火競技大会を核とし、季節ごとに違ったテーマの花火が楽しめる「大曲の四季の花火」として2016年から「冬の章 新作花火コレクション」と「春の章」が行われるようになりました。
2017年には世界各国の煙火製造業者を招待して、展示会や花火の打ち揚げを5日間かけて行う国際花火シンポジウム(International Symposium on Fireworks)を実施し、日本の花火と世界の花火が競演する伝説の5日間として花火ファンの間で賑わいました。

Japan-Nomura Fireworks | 16th International Symposium on Fireworks 2017

春の章は毎年実施していたものの、2020年の春から続くコロナウィルス感染症の感染拡大が続き、一時的な収束期を抜いて全国花火競技大会の他、四季の花火においても実施の見送りが2年間続いていました。

2022年の大曲の花火 春の章は、この2年間の間に実施する事が出来なかった全国花火競技大会の開催と日本の花火の再出発地点と位置付けて、ソーシャルディスタンスを確保した全面有料の指定席の設置と、入場時の消毒や検温などの感染対策を行いながらの実施となりました。

オープニング花火

前日の東北地方は、昼過ぎから強い雨が降り始めて、この時期としては珍しく山間部や北東北地域で雪が降り、多い所では10センチほどの積雪もありましたが、春の章の当日は、前日の荒れた天気が嘘であったかのように晴れ渡り、好条件の中でのオープニング花火打ち上げとなりました。
オープニング花火は、制限された日常生活を続けていた市民と大曲の花火 春の章の会場に訪れた来場者への感謝の気持ちを込めて、Superflyの「Ah」に合わせて花火が打ち上げられるワイドミュージックスターマインでした。 (写真を撮り忘れた)

日本煙火芸術協会 60周年記念事業花火

1959年(昭和34年)に当時最高技術保持者とも言われた青木儀作翁が業界で初めて黄綬褒章を受賞したのを機に、日本の花火技術の向上と国内外に向けての花火文化の発信に努めると共に、花火の芸術的価値を高めようと、翌年1960年に11名の同志が集まって設立したのが日本煙火芸術協会です。
現在では全国の煙火製造業者から29名の煙火師が在籍し、2020年には設立から60周年という節目の年を迎えていました。
それを記念した花火を打ち上げる日本煙火芸術協会 60周年記念事業花火は、当初2020年の大曲の花火 春の章で実施される予定でしたが、コロナウィルス感染症の感染拡大により2年間もの間延期しての実施となりました。

第1章 伝統~LEGACY~

大曲の花火 春の章 伝統
日本の打揚花火は江戸時代後半に生まれ、長年にわたって多くの花火師が命さえも試みず強い情熱を持って進化させてきました。
第1章の伝統では、日本の花火の原点となった「和火」から、現代の花火の基礎となった洋火への移り変わりを追って、世界に誇る日本の芸術花火の最高峰でもある多重芯割物花火などの10号玉打ち上げ、近年の花火大会で多く見かけるようになったコンピューター制御のワイドミュージックスターマインなど、江戸時代から令和までの日本の花火の歴史を振り返ります。

第2章 創造~CREATE~

大曲の花火 春の章 創造
美しいとされる菊型花火などの円を基本とする花火だけではなく、三角や四角などの様々な形を夜空に打ち上げる創造花火が生まれたのは昭和37年の大曲の花火。
今現在では夜空にキャラクターなどを描く型物花火として、花火ファンだけではなく一般の人々にも多く親しまれる花火になりました。
第2章では大曲全国花火競技大会でも審査対象になっている創造花火を3部構成に分けて打ち上げられます。

第3章 飛翔~FUTURE~

大曲の花火 春の章 日本煙火芸術協会 飛翔
時代の流れと共に進化を繰り返してきた日本の花火は、花火師が試行錯誤を繰り返して多くの人々に感動を与える芸術作品として各地の花火大会で親しまれてきました。
第3章では日本の花火製造および打ち上げ技術を結集し、日本の花火の最高峰である多重芯割物花火や最先端の時差式花火などを組み合わせて、コンピューター制御で音楽に合わせてシンクロする約12分間のワイドミュージックスターマインで打ち揚げが行われました。

フィナーレ花火 RESTART

大曲の花火 春の章 フィナーレ花火
花火を打ち揚げられない困難な状況が続いた時代の中でも、さらなる高みを目指しながら伝統文化でもある日本の花火を継承し、「再始動」を目標に掲げて「RESTART」と銘打ったワイドミュージックスターマインです。
そして困難が続いた人々への明日への希望を届け、ウクライナ情勢などで揺らいでいる世界平和を祈ります。

大曲の花火 春の章の映像

大曲の花火 〜SPRING FESTA〜春の章 世界の花火 日本の花火 日本煙火芸術協会60周年記念事業花火

Blackmagic Pocket Cinema Camera 6Kで撮影。 オープニング花火は事情により前半をカットしています。

0:00 オープニング花火
第1章 伝統~LEGACY~
2:01 第1章 伝統~LEGACY~パート1 「古」
4:03 第1章 伝統~LEGACY~パート2 「彩」
7:12 第1章 伝統~LEGACY~パート3 「技」
10:11 第1章 伝統~LEGACY~パート4 「極」 10号玉芸術花火10発
15:37 第1章 伝統~LEGACY~パート5 「舞」

第2章 創造~CREATE~
18:45 第2章 創造~CREATE~パート1 花 ーBLOSSOMー
22:07 第2章 創造~CREATE~パート2 おもちゃ箱 ーTOY BOXー
25:09 第2章 創造~CREATE~パート3 物語ーSTORYー

30:52 第3章 飛翔~FUTURE~

43:23 フィナーレ花火 RESTART

2022年 大曲の花火 SPRING FESTA 春の章 世界の花火 日本の花火 基本情報

開催日時 2022年4月30日 19:00~20:30
開催場所 秋田県大仙市 大曲の花火公園(雄物川河川敷)
主催者 大曲の花火実行委員会
担当煙火店
打ち上げ数 8,000発
最大号数 10号玉

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