秋田男鹿半島のあじさい寺・雲昌寺の紫陽花 【死ぬまでに行きたい!世界の絶景に選出】

秋田のあじさい寺・雲昌寺の夜間拝観

死ぬまでに行きたい!世界の絶景「日本の絶景編」にも選出され、秋田県男鹿半島のあじさい寺で一躍有名になった曹洞宗の寺院、北浦の雲昌寺を拝観してまいりました。この記事では、雲昌寺の副住職が15年の歳月を費やして育てあげた青色の紫陽花が一面に咲く風景と、こだわり抜いたブルーのライトアップが幻想的な夜間特別拝観の様子を紹介します。

雲昌寺とは?

秋田男鹿半島のあじさい寺 雲昌寺
秋田県の中で最も日本海側に突き出ている男鹿半島は、鬼のようなお面を被って練り歩く来訪神のなまはげや、日本の夕陽百選にも選出された入道崎などが有名な地域です。
また、自然豊かな風景や日本海の景色が眺められる眺望スポットが多く、日本海で獲れた新鮮な海の幸が味わえる事で宿泊も兼ねて県内外から観光客が訪れる事でも知られています。
その男鹿半島の北側に位置する男鹿温泉郷から車で約7分ほどの距離に位置するのが、あじさい寺で有名になった曹洞宗の寺院、北浦の雲昌寺です。

あじさいの花が見頃を迎えた雲昌寺を拝観しました。

秋田のあじさい寺・雲昌寺の入り口
宮城を深夜に出て、一般道だけを使用して現地に到着したのが朝6時頃でしたが、ひと眠りして目が覚めた8時過ぎには駐車場に車を止める参拝客が徐々に現れ始めていました。
まだ早いんじゃないかと思って9時ちょうどに入場口に向かったのですが、早めに到着して入場していた人は誰もいない境内の様子を撮影するために並んでいたらしく、完全に出遅れです。
撮影自体は大丈夫ですが、三脚や一脚の使用は禁止になっている事を確認して拝観料を払ってから入場をしました。
注意書きにもありましたが、寺院なので御本尊様に挨拶も兼ねて最初にお参りしてから紫陽花の花を観賞するのが正解との事なので、その通りに。

斜面を埋め尽くす紫陽花

秋田のあじさい寺・雲昌寺の入り口
入場口まで戻って、再び紫陽花の花を観賞させていただきましたが、今年は梅雨の期間が観測史上最も短く、残念ながら一部の紫陽花の花は連日の猛暑で日焼け?をしてしまいましたが、それを差し引いても斜面一面を埋め尽くすように咲く紫陽花の花がとても美しいのです。

一直線に続く参道を彩る紫陽花

秋田のあじさい寺・雲昌寺の参道
山門の先まで続く参道脇にも青一色の紫陽花の花が、参拝客を迎えるかのように一直線に咲き誇ります。
山門周辺は特に人気がある撮影スポットになっているのですが、平日の朝一ではなくても午前中であれば、少し待っているうちに次第に人が流れて誰もいない様子を撮影する事も出来ました。

参道の撮影は朝一がオススメ

秋田のあじさい寺・雲昌寺の参道
正午近くまで滞在していましたが、次第に人出が多くなってくるので、人が少ない参道の紫陽花を観賞するのならやはり平日の10時前が良さそう。
日当たりは良くない時間帯ですが、斜面から参道に向けて溢れるように咲く紫陽花の花がとても綺麗なのです。

紫陽花の群生と青々とした日本海

秋田のあじさい寺・雲昌寺
雲昌寺の紫陽花は副住職の古仲宗雲さんが1株の紫陽花を15年以上の歳月をかけて1500株まで増やし、ほぼ青一色で沢山の花を咲かせる独自の育成方法で、密集して花を咲かせる事に成功しているらしく、絨毯を敷き詰めたかのようなあじさいの群生地の先には、この地域の港である北浦港と男鹿半島北側の海岸線の景色が広がります。

雲昌寺の微笑み地蔵

秋田のあじさい寺・雲昌寺のほほえみ地蔵
紫陽花の花を背景に笑顔で参拝客を出迎えてくれている微笑み地蔵、「人生辛く苦しい時もありますが微笑みを忘れずにあなたの笑顔が自分を誰かを幸せにするから」という言葉が彫られておりますが、笑顔を忘れるとたしかに悪い物を呼び寄せてしまうなって事もふと思い出します。

ライトアップまでの空き時間は水族館などの観光もオススメ

秋田のあじさい寺・雲昌寺
どこを見渡しても青い紫陽花の花で埋め尽くされている光景は、圧巻の言葉以外が見つからないぐらいの美しさです。
境内の中には飲食物を販売している場所もありますが、外でも秋田名物のババヘラアイスや地域の海産物を販売している屋台などもありました。
拝観を済ませた後に夜間拝観の時間まで待つのもありですが、男鹿半島には男鹿水族館GAOや入道崎などの観光名所もあるので、各地を巡ってから夜間拝観が始まる1時間前ぐらいに戻ってきても駐車場は余裕がありましたが、それ以降は少し待ち時間が出てしまう時間帯もあるようです。


こだわり抜いた青い光が美しい夜間拝観のライトアップ

秋田のあじさい寺・雲昌寺の夜間拝観
夜間ライトアップ特別観覧は18:45から始まりますが、太陽が完全に沈んで空が暗くなるタイミングでもある19:30以降が最も幻想的に見える時間の始まりとなります。
夜間のライトアップで使用している照明にも副住職の青へのこだわりがあるらしく、闇夜に青い紫陽花の花だけを際立たせるような独特の青がとても幻想的なのです。
ライトアップのイベントを行っている場所は沢山ありますが、知っている限りでは、この青い光は見た事が無い!
日本国内では唯一無二の雲昌寺ブルーと言っても過言ではないのでしょう。

煌びやかに輝く紫陽花と山門

秋田のあじさい寺・雲昌寺の夜間拝観
夜間拝観時も一直線に続く山門と参道周辺は特に人気のスポットとなります。
雲昌寺ブルーと一直線に続く電球色のコントラストがとても美しい場所なので、多くの人がここで写真を撮っておりました。

竹林のライトアップは昔話の世界のよう

秋田のあじさい寺・雲昌寺の夜間拝観
昔話のような世界観を感じられるような竹林のライトアップも幻想的です。
こちらは入場口からご本尊の方を見て、山門左側に入り口がありました。

青い照明を減光する演出も

秋田のあじさい寺・雲昌寺の夜間拝観
青い照明は時々照度を下げて、参道に置かれた竹ろうそく状のライトのみを光らせるような演出もこだわりとしているそうなので、アジサイの花を照らす青以外の部分にも注目して観覧をするのも新たな発見がありそうです。

男鹿のあじさい寺・雲昌寺の映像

男鹿のあじさい寺・雲昌寺
死ぬまでに行きたい!世界の絶景「日本の絶景編」でも紹介された雲昌寺の昼間の様子と夜間ライトアップ特別観覧の様子を撮影した映像も公開いたします。


雲昌寺 交通アクセス・時間・駐車場情報

所在地 東北地方/〒010-0683 秋田県男鹿市北浦北浦北浦57
開催期間 2022/6/11(土)~7/18(月・祝)
時間 日中: 9:00~17:00(最終入場16:30)
夜間ライトアップ特別観覧18:45~21:30(最終入場21:00)
拝観料 日中500円 夜間1000円 (繁忙期は割増)
駐車場 無料 県道55号線沿い駐車場約100台
浮田商店隣駐車場10台程度
交通アクセス あいのりタクシーなまはげシャトル 雲昌寺下車
JR羽立駅前(最寄駅)またはJR男鹿駅前から路線バス「男鹿北線」に乗車し「北浦」バス停で降車
関連ウェブサイト 男鹿ナビ 雲昌寺のあじさい
雲昌寺 FaceBookページ
【公式】あじさい寺雲昌寺

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